まだまだ子どもがいると難しい。
少し前に図書館に行った時に、
ふと目が止まったカルチャーセンターの講師募集のチラシ。
直感が働き、ダメ元でも応募してみよう!と思い、
履歴書と小論文を作成し提出!
すると、書類選考が通り、面接の案内が届きました。
今は書道教室を持っているわけでもなく、
大学で書道の専攻に進んだわけでもないので、
面接もこれまたダメ元で受けてきました。
きっと私よりもっとベテランの先生方が受けられていると思うから。
久々の面接。面接館3名、立会人3名。全て男性・・・という中。
書道のことを聞かれるのは当然ですが・・・
それより聞かれたのは子どもについて。
そこで、感じたのは、まだまだ子どもが障害になるということ。
「ご実家は遠いですよね?預けることはできないですよね。」
「お子さんが病気をしたら、どうされますか?預け先はありますか?」
「ご主人は育児に協力的ですか?お子さんが病気になったら、お仕事を休んでくれますか?」
「責任があることなので、休講されると困ります」
責任があることは重々承知。
子どもが体調を崩して、どうしても動けなくて、
「責任を果たせないこと」に責任を感じるのは母親自身なんです!
核家族で実家も遠いという母親。
単なる熱など移らないものなら、周囲の方に少し預けて対応はできる。
しかし、移る病気となると、預けることはできない。
かといって、病児保育も1カ所定員4名という狭き門。
感染症流行の時期は入れない可能性の方が大きい・・・
では、どうすればいいんですか?(面接で聞けば良かった・・・)
小さい子どもがいる人は活動するなと突き付けられているようでした。
母親は子どもが小さいからと自分のやりたい事も押し殺さなければいけないのか?
これだけ女性が働く社会。
行政で病児保育の体制をもっと整えることができるのでは?
それが難しいのであれば、講師同士で助け合って、
誰かが何かあった時は臨時で担当し合うことだってできるのでは?
休講の可能性になる理由は、子どもだけではない。
介護だって同じ。
思わぬ時にどうしても抜けられないことは誰にでもあるはず。
これからはそういうことに柔軟に対応していかなければ、
この社会は回っていかないと思う。
小さい子どもがいる母親でも、介護を抱える方でも活動できる社会になってほしい。